2017年9月30日土曜日

『卵子老化の真実』を読んで

高齢出産について、汎用的に説明した本です。
何歳まで産めるのか?実例として、40代半ばの人も出てきます。
東京だと3人に1人が高齢出産(定義上だと35歳以上の出産)だそうです。

色々な統計情報込みで参考になりますし、知らなかったことが結構あります。
例えば、高齢初産は確かに現在特有の現象なんですが、
高齢出産自体は、昔の方がずっと多かったという話。
そもそも避妊なんてできなかったので、いつまでも子供が出来た。
しかも、多産だったので、妊娠能力が高くて、意外に元気な子が産まれる。
例えば、夏目漱石さんのお母さんは42歳。

題名にもなっている卵子の老化は、赤ちゃんの頃が卵子の数がもっとも多く
700万、思春期には20万個ほどになって、その中から月に100個ほど成長して、
1回に1個排卵される。
で、この排卵のタイミングで1個以外は吸収されてしまうらしい。
吸収されてなくなるからといって、必ずしも出来が悪いわけではないと。
なので、吸収される前に、取り出して育てて、受精して戻すのが体外受精
ということらしい。
で、老化するとこの数が減っていって、確率として質も落ちてくる。

で、この数とか質は年齢というよりも、個体差がとても大きい。
なので、下手すると10歳くらいは違いができると。

それと、妊娠のしやすさで男性の年齢も関係しているというところも面白い。
若いとあまり関係しないらしいのですが、女性の年齢が30後半だと、
男性が同年齢、5歳年上の場合で、10%ほど差が出来ると。

高齢出産だと、障害などの問題が発生する可能性も増える。
ダウン症くらいであとは、そもそも出産できない系のようですが。
で、このダウン症は、NIPTという検査でほぼ確実に分かる。
羊水検査だともっと確率が高いそうですが、流産の可能性があるのと、
かなり不快らしいのがネック。

最後に、出産可能期間を延ばす方法。別に推奨されているわけでも、
明確な証拠が記載されているわけではないけれど、道理だと思った。
まずは、ピルを飲むこと、そして出産すること。
このことによって、排卵が抑制されるので、残存卵子数が増えるためです。
ただ、ピルの場合、使わない機能ということで、逆に期間短くなる可能性も
ありそうな気がしますけど。

なんにしろ、色々と網羅的に書いてあって、勉強になりました。


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