2017年6月8日木曜日

まずい、もしゃもしゃする

自分で言うのもあれだが、自分は超絶モテない。
もしかしたら、そういうこともあったのかもしれませんが、気づかなかった。
自尊感情が低く、誰かを幸せに出来るとは思わなかったし、
人付き合いが苦手で、仲良くなろうと努力したこともない。
それでも、中学までと社会人になってからは細々と友人は出来て、遊んだりもしている。
でも、伝え聞くところの一般人と比べると微々たるもの。
高校と浪人時代・大学は特にひどく、友人はほぼおらず、一言も話をしないで終わる日もあった。
最長で1か月言葉を発していなかったと思う。
人間が言葉を発さないとどうなるか?声がうまく出せなくなる。言いたいことが言えない。
それはもうとてもモドカシイ。

そんな状態でも不満はなかった。ネットがあれば、独りでずっと暮らしていけると思っていたし、
寂しいとか面白くないということもなく、何かに熱中して楽しんでいた。
でも、自分に対する劣等感は絶えずあり、マトモには一生なれないと思っていた。

何だかんだで大学時代に色々やった結果、マトモに就職できるかも?
このまま人間関係を断絶していると将来の可能性が狭まってしまうかも?

と考えて一所懸命に就活をした。
滅茶苦茶苦労して、滅茶苦茶落とされて、それでもまぁ大学からすると良い部類に入るところに就職できた。
そのあとも、努力した。人付き合いは大嫌いだし、大の苦手だ。
でも会社の一員として、義務だと思って、努力した。
出来るだけなんにでも参加した。何でもした。
でも、恋愛とか会社を完全に離れた人付き合いは、変わらず努力しなかった。
そこまでが義務だとは思わなかったから。

そんな努力を重ねていたら、いっぱしの社会人になっていた。
自分で言うのもなんだが、かなり仕事は出来る。
でも、滅茶苦茶ブラックで、次々とプロジェクトに参画してかつ掛け持ちした。
他の人の何倍もの効率で、何倍もの仕事をこなした。

しかし、主に担当していたプロジェクトが大失敗した。
そのために掛け持ちしていた仕事は他の人に任せて、専念して何とか終わらせた。

そうするとなんと!入社以来初で暇になった。
手持ちの作業がなくなった。次のプロジェクトはのらりくらりとかわせばいい。

暇になると本当はしなければいけないこと、考えないといけないことをする時間が出来る。
色々考えた。

自分も良い年齢だ。他の人は何をやっているんだろうか?
転職する人もいる、結婚する人もいる、勉強する人もいる。

ずっと同じ生活を、同じ仕事をしていていいのだろうか?
もっと楽しいことはないだろうか?

そんなことを考えたら、いてもたってもいられなくなった。
色々な本を読んで、色々なことを始めてみた。

その中の一つが婚活だ。
遅ればせなら、いっぱしの社会人になった今なら、誰かを幸せにすることが出来るだろうし、
そのことで結果的に自分を幸せにすることもできると思う。

そう思えるようになった。自信が付いた。
きっと、当たり前の人にとっては、20年は遅いんだろう。
いつもいつも人よりも遅かった。
でも、それでもいいと思える。

そんな感じで始めた婚活なので、女性とお付き合いするためにお話をする、エスコートする、
全てが初めてのことで、うまくできている気がしないし、気づいていないことも多いのだと思う。
でも、生まれて36年、してこなかったことのツケが回っているのだから、
「婚活として」人より多くの時間を費やすのは仕方ない。

自分は人に惚れる力がとても弱いと思っていた。
実際、今まで会った方は全員、「良い方だけれど好きというほどではない」という印象だった。
好きですと言ったこともない。
それは自分に原因があって、感覚が鈍いだけで、お相手はとても良い方なのではないか?
そう思っていた。

でも、そうではなかったのかもしれない。
一昨日から、ずっともしゃもしゃする。
感情の名前が分からないし、どうすればいいのかも分からない。
こんな時間になっても眠れずに、頭の中がぐるぐると回っている。

一昨日、2週間も連絡のなかった、彼女(お見合いの子、後述で、奈津子さんとする)から、連絡があった。
奈津子さんとは親の知人の紹介で知り合い、釣書を交換して、3か月近く経つ。
遠距離で1度も会っていない。電話は1回だけ。
今までのメールのやり取りも1週間空くことはしょっちゅうだった。
でも、内容はとても前向きで真面目だった。色々な内容をやり取りして濃度も高かった。
他の女性に比べ、今までになく好印象だった。
それでも、2日が、3日に、1週間に、2週間にと間隔が空いていくと、
ダメなのかもしれない。少なくとも、婚活は婚活で続けないと、時間を無駄にしてしまう。
そう考えて、婚活はやった。1か月以上、ほぼ活動しないで、奈津子さんのみにしたけれど。

その矢先の一昨日だ。
夜中に急に電話が鳴った。
出ても声だけだと誰か分からなかった。
奈津子さんだと名乗られてびっくりした。
彼女は名乗りながら、遅れてすまない、もしまだ良ければ是非この話を続けさせて欲しい、
会う日程を決めたいと言ってくれた。
とてもうれしかった。
でも、間隔が空くのには何か理由があるはずだから、無理をしているならやめて、
自分の気持ちに正直になって欲しい、その理由が知りたいと伝えた。
仕事が忙しかったのが大きいという。でも、どんなに忙しくてもメールくらい出せる。
何か他にも理由があるはずだ。もしゃもしゃする。
でも、1時間以上、話をしたその声からは、好意を感じたし、リラックスしているようにも感じた。
それもうれしかった。

そう、うれしかった。他の人でそう感じたことはほとんどない。
ほっとしたとか、いつ切られるびくびくしたとか、うるさいと感じたとか、良く分からなかったりとか。
だから、今度会う時に、相手の雰囲気さえ良ければ、告白というものをしてみようと思う。
好きですと、結婚を前提にお付き合いしてくれませんか?と。

そんなことを考えたり、その後のことを考えていたら、眠れない。
いい年をしてダメな大人だ。

※婚活女性も自分も、愛情表現が下手過ぎる。うれしかったら、うれしさを、
  不愉快なら不愉快と表現すべきだ。それだけで、きっと相性の良い人を引き付ける。
  これらが出来ないと、相性の良い人にも去られてしまうのではないか?
  まぁ、実はみんな出来ていて、自分が嫌われていたから、そう感じられなかっただけかも
  しれないけれど。

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